787291 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ぎってぃ家の日常 =せかんど-=

ぎってぃ家の日常 =せかんど-=

国際結婚手続きについて

タイ☆日本 国際結婚の手引き






 ここでは私たちが実際に踏んだ手順をご紹介いたします。私も結婚前にネットでいろいろ調べましたが、日本人男性+タイ人女性の組み合わせの情報がほとんどで、その逆の情報は引っかかってきませんでした。

 そこで、これからタイ人男性との結婚を考えている皆さんの参考になればと、このページを作成しました。業者に頼めば簡単だけど、2人で協力してがんばっていこう!



 タイ人との国際結婚には(1)日本での婚姻手続きののちにタイに婚姻の事実を報告と(2)タイでの婚姻手続きののちに日本に婚姻の事実を報告の2通りの方法があります。私たちは、現在タイで暮らしていることと、(1)の方法ではタイ政府より『婚姻登録証』が発行されないので、今後のタイでの生活を考えると不便と考え、(2)の方法をとりました。実際、生活の中でこの『婚姻登録証』の提示を求められることが思った以上に多く、(2)の方法を選んで正解だったと感じていますが、あくまで個人的な考えなので、皆さんはどちらの方法を選ぶかはパートナーとよく話し合って決めてくださいね。(1)の方法は書類が少なくて済むというメリットがあります。





 まずは必要書類を揃えなければなりません。日本人の必要書類は以下の通りです。コピーに署名するのを忘れずに!



○ 証明発給申請書(大使館にあります)

○ 結婚資格宣言書(手書き不可。英文とタイ文でそれぞれ2通を見本を元に作成。署名は大使館員の前でするので不要)

- 英文見本

- タイ文見本

○ 戸籍謄本または抄本(3ヶ月以内発行のもの)*個人名と住所には振り仮名を。

○ 住民票(3ヶ月以内発行のもの、タイ在住で大使館に在留届を出している場合は不要)

○ 在職証明書(英文)

- 日本在住の場合は公証人役場と法務局で認証を受ける必要があります。発行後3ヶ月以内有効。

- タイ在住の場合は所属先発行の在職証明(3ヶ月以内発行)と労働許可証の原本とコピー1通を提出。

○ 所得証明証(英文)(市町村発行のもの、タイで就労している場合は所属先発行のもの。3ヶ月以内)

○ パスポート(原本と身分事項欄のコピー)



 タイ人の必要書類は以下の通り。コピーには署名をしてもらいましょう。



○ IDカード(原本とコピー)

○ 住居登録証(原本とコピー)

○ パスポート(原本と身分事項欄のコピー、未取得の場合不要)

○ 離婚登録証、氏名変更証、子供の出生登録証(それぞれの経歴がある場合のみ、原本とコピー)


 以上です。クラクラするほどの書類の量ですが、がんばって集めていきましょう!



★2004年1月31日★ 戸籍謄本の請求



 私はバンコクに住んでいるので戸籍のある町役場に郵送にて申し込みました。通常は手数料を郵便為替で支払いますが、郵便切手でも可でした。日本の家族にお願いするのが確実だと思います。2月9日に2月4日の日付の戸籍謄本が到着しました。



★2004年3月17日★ 在職・所得証明書の請求



 現在働いている会社から発行してもらいました。英文です。



★2004年4月5日★ 在タイ日本大使館にて結婚資格宣言書の署名証明と独身証明書の申請



 いよいよ申請です。必要書類を全て揃え大使館へ、申請は午前中です。大使館職員の方に書類の不備を確認してもらいます。不備がなければ内容のチェックに回されます。指定されたに日(4月7日)に大使館に受理されたかどうかの確認の電話をするように指示されました。私の場合は1箇所の下記間違いがありましたが、大使館側での訂正可能な範囲だったため見事受理!4月12日に主人にお願いして取りに行ってもらいました。

 この際、彼に念のため受取り票のほかに委任状も持たせたのですが、結局不要だったとのこと。親切にしてもらったと感激してました。婚姻届と書き方の見本もくれました。費用は1,640Bでした。



★2004年5月3日★ 独身証明書の翻訳と外務省の認証



 独身証明書は英文なので、タイ文に翻訳する必要があります。英文自体は難しくなさそうなので翻訳も自分たちでできそうですが、『外務省が実績のある翻訳会社の証印入りのものしか受け付けないか、受け付けても時間がかかる』との情報を得たので、あえて翻訳会社を探すことに。アソークやシーロムに多くありますが、電話で料金を問い合わせたところ認証手続き込みで約2,000Bとの回答だったので高すぎると却下。外務省の近くに翻訳会社くらいあるだろうとお気楽に出かけて行きました。外務省は都内からドンムアン方面に向かい、ラクシプラザを左折しジェーンワッタナ通りに入り、左手にあります。

目の前の歩道橋を渡ったガソリンスタンドの脇に小さな翻訳屋を見つけたので値段を聞くと、翻訳+認証代行で800Bとのこと。外務省の認証手数料は400Bなので、翻訳代は400Bと格安!全てをお願いし、出来上がりは祝日を挟むため5月10日。(通常なら2営業日で受取り可)しかーし!私はここで重大なミスを犯してしまっていたのです。本当は、結婚資格宣言書にも外務省の認証が必要だったのです。そんなミスを犯しているとは露知らず、5月12日に認証済みの書類を受取り、婚姻届を出す日をウキウキしながら待っていました。



★2004年6月1日★ 婚姻届提出!



 婚姻届の提出は2人揃って出向かなければならないため半休をとり、自宅から最も近いラーチャテーウィー区役所に行きました。書類は全て揃っている(と思っていた)し、すぐ終わると思っていたのが…!

係員 「独身証明書?ああ、日本人はみんなコレ持ってくるけど、本当は必要ないのよね~。」

私たち「!?」

係員 「(宣言書を見つつ)あ~、こっちの方が認証必要なのよ。外務省で認証取ってきて。」

私たち「えーーーっ!!!」

 そんな係員の言葉を信じられず、外国人の婚姻手続きが面倒くさいだけなんじゃ…と疑った私は(ごめんなさい)、主人にお願いしてバンラック区役所に電話して聞いてもらいました。いわく、独身証明書も認証入りのものが必要。そして、宣言書にもやっぱり認証は必要とのこと。

 これから認証を取るとなると、受け取りは2日後。受け取りのためと再度婚姻届のために仕事を休まなくてはならない。これまでの書類集めも昼休みに昼食も採らずに都内を駆け回ったり、仕事も忙しく、半休貰うのもかなりのストレスだったので、私はすっかり意気消沈して落ち込んでしまいました。このとき、朝の9時過ぎくらいだったと思います。そんな私を主人が見かねて、「今から外務省に行って見よう!」といって、高速を150km(!)でとばして外務省に連れて行ってくれました。

 外務省認証課に着くと、料金表が掲げてありました。



“通常(2日後受取り)=400B, 特別(1時間半~2時間後受取り)=800B”



う~ん、さすがアメージング・タイランド。申請書がどれかわからず、始終携帯で喋りまくっているインフォメーションのお姉さん(?)に会話の切れ目を狙って尋ねると無言で申請書を指差され、怒りを感じながらも必要事項を記入。もちろん800Bを支払い、約1時間後に出来上がってきました。このとき、11時過ぎくらいでした。

 外務省を出て、バイタクのお兄ちゃんに道を聞きつつラクシー区役所に到着。11時45分。係員のおばちゃんは、外国人ということで面倒くさそうでしたが、のらりくらりと書類のチェックを終えたところで「あ~、もうお昼だわ。つづきは午後にしましょうね。」と11時55分には休憩に入ってしまわれました。

私たちも外の食堂で昼食をとり、午後1時前には区役所に戻って来ましたが、やっぱりお役所仕事。1時を回っているのに昼食で使ったお皿を洗ったり、身支度をしたりで再開は1時をかなり過ぎてから。それでもそれから約1時間かけて無事結婚登録証が発行され、婚姻は成立いたしました。登録証発行手数料は20Bでした。あ、余談ですが主人は結婚の証人になった御礼として係員に50B請求されたと憤慨してました。



★2004年7月5日★ 婚姻届提出!大使館へ!



 タイでの婚姻の事実を大使館に報告します。以下の書類を揃えて2人で大使館に出向きました。



○ 戸籍謄本または抄本(3ヶ月以内発行のもの、2通)私の場合本籍地の変更をおこなったので3通提出しました。

○ 婚姻登録証の原本、コピー一通と和訳文

○ タイ人の住居登録証の原本、コピー一通と和訳文

○ 婚姻届1通



 大使館職員によって簡単な面接があります。また、苗字を変更したい場合は別途届出が必要です。私の場合、ここで苗字変更の届けを提出しました。約2ヵ月後に日本の役場に戸籍が作成されました。





これで晴れて夫婦です!時間を工面してやったので、半年も掛かってしまいましたが、集中して手続きすれば1ヶ月くらいで終了できると思います。皆さんもがんばって!





2004.11.05


© Rakuten Group, Inc.